【SHELLYさん】子どもの習い事「やめどき」っていつ?見極める時に意識したいこと|VERY
※このコラムはVERY2024年7月号(2024年6月7日発売)に掲載されたものです。 子どもにいろんな習い事をさせている方も多いと思いますが、「やめどき」って難しいですよね。8歳の上の娘は緊張やその日のコンディションで習い事に行く前に渋るタイプなのですが、行けば案外すんなり楽しめることが多く、日々あれこれ気分を持ち上げて通わせています。 「この子は大丈夫」という範囲で背中を押すのも親の仕事なのかなって。今は嫌がっているけれど、もう少し続ければきっと楽しくなるとか何かの糧になるとか、その判断力や経験値は子どもと大人ではやはり違いますよね。そこの見極めは親だけが出来ることなのかなと。 とはいえ、「続けること」が大事だともあまり思っていません。例えば大人でも、同じアルバイトを10年続けているのも素晴らしいけど、それと同じくらいいろんなアルバイトを経験した、というのも素晴らしいですよね。 あくまでもキャラクターを作る上での積み木のひとつであって、習い事にも正解はないんだと思います。私も小さい頃、学習教室に嫌々通っていましたが、宿題を全然やっていないから教室には怒られに行くようなもの。全然やめさせてもらえなかったけど、「続けさせてくれてありがとう」とも思っていません(苦笑)。 もちろん自分の親のことは大好きです。でも、「いつかこの子も発奮するのでは」とか「将来のため」と思いつめすぎて、ストレス“だけ”がかかる環境は避けたい…と自身の経験も含めて思います(笑)。子どものNOをきちんと聞いて、信頼関係を積み重ねるのも大切ですよね。
やめどきに関しては、我が家では「子どもの気持ちがネガティブなタイミングにやめない」ことにしています。前々からやめるかどうか悩んでいたとしても、何かを達成したり、上手くできたりした日に、「どうする?やめる?」と子どもに相談。 できるだけ心残りがないよう、ネガティブな思い出が残らないようにしたくて。おかげで我が家の慎重派な上の娘も、今のところ楽しくダンス教室に通っていますが…そんな彼女も、今までとは違うちょっとした反抗の仕方や怒り方で、そろそろ“思春期”の入り口かもと感じるシーンも増えてきました。 思春期なんてもう少し先の話と思っていたけど、習い事に行く、行かないのやり取りも含め、日々成長を感じます。何とかなだめすかして通っていた小さな頃はとうに過ぎ去ったんだなと…。子育てはやはり一筋縄ではいかないものですね!
◉SHELLY|シェリー 1984年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビュー以後、タレント、MCとして幅広く活躍。8歳と6歳と1歳の娘の母。 先日、東京レインボープライドへ姉の家族と行ってきました。子どもたちも色々な刺激を受けて、みんなで話をするきっかけができて、本当にいいイベントでした! 撮影:須藤敬一 取材・文:有馬美穂 編集:中台麻理恵 *VERY2024年7月号「シェリーの「これってママギャップ?」」より。 *掲載中の情報は誌面掲載時のものです。