「相棒」出たのは熊ではなく亀だった!右京&薫の見事な連携にネット歓喜【ネタバレあり】
一瞬の停電ののち、綾乃が行方不明になった。停電の仕掛けをしたのは中田。彼は鮫島に弱みを握られて脅され、綾乃を傷つけたのだ。彼はみどりをも「我儘で時代遅れな作家!」とののしり、足早に姿を消す。
一方、右京を尾行したり怪しげな動きをしていた大塚と亜紀の父子は、実は鮫島を追っている六本木署の刑事だった。綾乃がバジリスクとともに50億円を強奪したとにらんだ2人は、鮫島の復讐だとしたら綾乃が危ないと右京につめよる。大塚が右京に言った「あんた黒幕っぽい雰囲気あるよ」を、右京は「誉め言葉とうけとっておきましょう」とかわすが、ネットは「確かに!」「右京さんから圧を感じたのか」と盛り上がっていた。 樫村と綾乃と古瀬は友人だった。鮫島に目をつけられた綾乃を逃すため、古瀬は鮫島から資金を奪って逃げていたのだ。かつて鮫島の部下だったという美晴と加藤は、綾乃を捕まえようと襲うが、右京に阻まれる。さらに逃げようとする加藤に「そっちは危険ですよ」と右京。「熊でも出るってのかよ」という加藤に「いえ、出るのは亀です」という言葉とともに、薫が飛び出してきて、加藤を確保した。
バジリスクの正体は樫村だった。綾乃を守ろうとする樫村に、右京は鮫島の正体はわかったという。さらに、鮫島はみどりだった。息子の田村が真の鮫島だったが、息子はバジリスクに50億円を盗まれたことで、2年前に自殺していた。古瀬を殺したのもみどりだった。樫村は、古瀬と綾乃を守りたかったから50億円を強奪したという。綾乃は、樫村が罪を償って帰るまで「ここで待ってるから」と告げた。
スマホがない生活は考えられないという小手鞠(森口瑤子)に「当たり前になるとありがたみはわすれてしまうもの。たまには離れてみるのもいいかもしれませんね」と言う右京。「それ、俺のことですか?」と薫。スマホのことでしょと突っ込む美和子。「どちらでもお好きに受け取っていただければ」と応じた右京に、薫は「なら俺」と満面の笑顔を見せた。「前回に引き続き、特命係の絆全開!」「『いえ亀です』って右京さんw」「コンビネーション最高」「イチャついてるw」とネットは盛り上がっていた。 山奥の山荘という舞台設定は、右京と薫らが嵐の山荘に閉じ込められたseason2第3話「殺人晩餐会」を思い出させる。同作は、その驚愕の凶器や2時間サスペンス風の見せ方などで未だにファンの間では語り草になっている名作だ。「食べてるのイカ……?」「右京さんはもう、山奥のペンションとか行かないほうがいいと思う」という素直なSNSの声もあった。
次回は、めずらしいキノコが右京を襲う!? 「キノコ狩り? カイトくん!?」と、キノコ狩りに行って拉致監禁されたseason11第9~10話の甲斐亨(成宮寛貴)を思い出す声も。さらに、「右京さんが手術!?」「次回はトンチキ回か?」という予想もネット上には飛び交っている。(文・早川あゆみ)