「9回に分けて送金している」元MLB球宴捕手が大谷翔平の潔白主張に疑問 「どうも腑に落ちない」状況とは?
「口座に触れるべきではない人にアクセスを許していた」
もっとも、ピアジンスキー氏は「ショウヘイだけが珍しいわけではない。お金を騙し取られてしまった人々を多く知っている」と指摘。大谷側の主張にも一定の理解を示している。 一方で「彼ら(騙された人)は口座に触れるべきではない人にアクセスを許していた。それは口座の金額が変わる度にアクセスできる財務担当者か代理人だ。しかし、今回のショウヘイの件に関していえば、それは親友の通訳だった」と、他とは状況が異なっているという見解を示している。 「俺にとって他に奇妙なことは、すべてが明らかになった日(20日の韓国でのパドレスとの開幕戦)の試合中に、2人は同じベンチにいて『ヘイ! 俺たちは友だちだろ? 今日も夕食に行こう』というような雰囲気だったことだ。それが突然、試合後に『いいや、この男は何も知らない間に僕から450万ドル(6億8000万円)を盗んでいた』となったんだ。この状況が、どうも腑に落ちないんだよ」 今後も米連邦捜査局、内国歳入庁と国土安全保障省の共同捜査、MLBといった関係当局の調査は徹底的に行われていく。そのなかで現在、所在が不明となっている水原氏や関係者による証言次第で新たな動きが起きる可能性もあるだけに、問題のハレーションは当分収まりそうにない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]