失速気味のバルセロナ、指揮官フリック「このチームはラ・リーガで一番若いんだ。大切なのはつまずいて学ぶことにほかならない」
25日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節、バルセロナはホームでのブレスト戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、すでに勝ち点10を獲得しているブレストへの警戒感を表した。 「ブレストは素晴らしいプレーを見せているね。私たちはこの試合にしっかりと集中し、勝ち点3を獲得しなければならない。そのためにはボールをコントロールして、攻撃をしっかり終わらせることが大切になる」 バルセロナはレアル・ソシエダ戦(0-1)、セルタ戦(2-2)と直近の2試合で勝利を逃した。セルタ戦では2-0でリードしていたものの、MFマルク・カサドが退場した終盤に立て続けに2点を奪われている。 「このチームは若い。ラ・リーガで最も若く、ずっと快適に進んでいけるわけではないんだよ」 「90分間の中では、気をつけなければいけない状況がある。2-0でリードしていて退場者が出たならば、もっと良い形で守らなければいけない。私たちは攻撃し続けることを望んでいるが、しかしときにはボールをコントロールすることでリードを維持する必要もあるんだ」 「私はいつだってポジティブだ。だからこそ、このチームはまだ若いと言ったんだよ。シーズン中にはつまずくことだってあるし、大切なのはそこから学ぶことにほかならない。選手たちのクオリティーは高く、それをピッチ上で示す必要がある。明日に示せればいいが、いずれにせよ若いチームの成長もフットボールの一部なんだよ」 フリック監督は、自チームがアウェーでの戦い方を学ぶ必要性があることを強調した。 「ボールを奪ったとき、それをコントロールする方がいいこともある。私たちは次のゴールを決めようと躍起になっているが、いつもそうすることは不可能だ。とりわけアウェーではね」 「私たちは学ばなければいけない。ボールを奪ったら後方に送り、一から攻撃を仕掛ける……。それこそがすべきことにほかならない」 ソシエダ&セルタ戦を負傷で欠場したFWラミン・ヤマルは、次戦のラス・パルマス戦で復帰できるようだ。 「ラミンは私たちのボールコントロールを可能にするほか、相手からさらなるスペースを引き出すことができる。このブレスト戦が欠場する最後の試合になると思う。土曜日の試合では、おそらく途中からだが起用することができるはずだ」