大はしゃぎで冒険できる「森の公園」 自然の木々を生かした遊具で楽しく 信州の清水高原
山形村清水寺の管理人、岡上洋さん(41)と真梨さん(43)夫妻が、清水高原の別荘地に自然の木々などを生かして遊具を設置した「森の公園」を整備した。子どもたちがロープを使った木登りを体験したり、アスレチックで遊んだりした。 【写真】ブランコで遊ぶ子どもも。「森の公園」は無料開放されている
岡上さん夫妻は2020年から、木々が生い茂っていた土地に公園をつくろうと整備を始めた。木々を切り倒して広場を造り、倒した木でウッドデッキやブランコなどの遊具を設けた。木が朽ちたら自然に返るよう、くぎを使わないようにもした。洋さんは、自然の中で遊ぶことで「冒険する力を育んでもらいたかった」と話す。
山形小学校の児童ら計16人が参加。村の子どもたちに思い切り遊んでほしいと夫妻が村公民館に提案し、実現した。子どもたちは高い木につるしたブランコを互いに押し合ったり、ハンモックの上でじゃれ合ったりと大はしゃぎした。
ロープを使った木登りを体験した同校5年の須山暁仁(あきと)さん(10)は「楽しくてどきどきが止まらなかった。地面に着いたら安心した」。6年の佐藤友梛さん(12)は、「木が遊具に活用されていて良いと思った。もっと遊びに来たい」と話していた。
自由に遊んでもらおうと森の公園を開放しており、洋さんは「自分が住んでいる所にこんな場所があると知ってもらえれば良い」と話していた。