「38歳には見えない」「3人のママなんて」…!上戸彩が出産後の10年間、好感度が落ちない「圧巻の理由」
厳しい日々を耐え抜いたタフさ
あらためて振り返ると、上戸は12歳の時に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞して芸能界入り。当時はまだ身長144cmしかない小学校6年生だったが、「私の夢はCMによく出るタレントになることです」と語っていた。まだ幼い上に保育士になりたかったことから、あまり意図はなかったようだが、結果的にその状態を約20年にわたって実現してきたことに驚かされる。 夫のEXILE HIROは昨年、芸能事務所・LDHの代表取締役社長に復帰するなど多忙を極めることもあって、子育てにおける上戸の負担は大きいのではないか。自然体の彼女はそれを無理して隠そうとせず、メディア出演の際には弱音も吐いているが、乳児を含む子育てをしながら心身のコンディションを保つのは簡単ではないだろう。 しかし、上戸は10代後半から20代にかけて「睡眠時間が30分」という厳しい日々を耐え抜いたプロ意識の高さとタフさの持ち主。だからこそ今回のような「ここぞ」のバラエティ連続出演時も称賛を受ける美ぼうと振る舞いを見せられるのかもしれない。 子育てが落ち着いたころ、『3年B組金八先生』(TBS系)で演じた性同一性障害の生徒、『流れ星』(フジテレビ系)で演じた借金を肩代わりしてもらうために臓器提供する風俗嬢、『いつか日のあたる場所で』(NHK総合)で演じた昏酔強盗を繰り返して刑務所で服役した女性のような激しい役柄も再び演じていくのではないか。 それもまた上戸の強みであり、すっかり「良き母」のイメージが浸透したからこそ振り幅は大きく、その際は違う形で称賛を受けるだろう。
木村 隆志(コラムニスト/コンサルタント)