デニー知事「極めて遺憾で激しい怒り」 米軍の規律問われる「深刻な事態」と指摘 沖縄
米海兵隊の30代の男が成人女性に対する不同意性交致傷の容疑で書類送検されたことを受け、玉城デニー知事は8日、「極めて遺憾であり激しい怒りを覚える。県民に大きな不安を与えるもので断固たる対応を求める」などとのコメントを発表した。 【動画】デニー知事「断じて許せない」 米兵の性的暴行事件続発に強い怒り 「非人道的で卑劣」
玉城知事は、2023年12月に発生した米兵少女誘拐暴行事件などこれまでの約1年の間に「女性の人権や尊厳をないがしろにする重大かつ悪質な犯罪が5件も発生した」と指摘した。 県が米軍および日米両政府に対して強く抗議してきたことを強調した上で、事件が繰り返し発生していることについてリバティー制度など「米軍実施の再発防止策の実効性に強い疑念を持たざるを得ず、在沖米軍内の規律の在り方が問われる深刻な事態だ」との認識を示した。 今後、日米両政府に強く抗議し「より実効性のある対策の実施を求めていく」などとした。
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