TASAKIのハイジュエリー、真珠やダイヤで描く自然のスペクタクル
贅を極めたジュエリー最前線(11)TASAKI
TASAKIの最高峰「TASAKI アトリエ」の最新作は「ネーチャースペクタクル」が主題。海で繰り広げられる太陽と月の荘厳なドラマが、モダンなジュエリーに昇華した。 【写真はこちら】真珠が滝のように…息をのむ美しさ TASAKIのデザインと職人技をチェック! シンガポールに生まれ、ネパールで育ち、インドでファッションデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた後、現在は米国を中心に活躍を続けるプラバル・グルン。彼は2017年からTASAKIのクリエイティブ ディレクターとして才能を発揮する鬼才だ。最高級の宝石を自由奔放な発想で駆使する彼のデザインは、昔ながらのクラシックなハイジュエリーとは一線を画し、その現代的な感性に熱い視線が注がれている。 今年、彼がラグジュアリーな「TASAKI アトリエ」コレクションのテーマに掲げたのは「ネーチャースペクタクル」。日光が差し込む海の中、月に照らされた静かな海、潮の流れや水滴のきらめきなどがイメージの源となっている。太陽と月、そして海が魅せる自然の美観を、鮮やかな色づかいと立体的なフォルムで描き出した秀作だ。 思わず目を見はるのは、あまりにも大胆な真珠やカラーストーンのあしらい方。コンテンポラリーアートにも比肩するスタイリッシュな造形は、ハイジュエリーの新時代到来を思わせる。プラバル・グルンの縦横無尽なクリエイションを支える日本の職人たちの腕の冴えも、高く評価したい。
■今期の最新作に出合えるフェスティブな必見イベント
11月8日から12月25日まで、銀座本店を始めとした全国の対象店舗で、ホリデーシーズンを彩るプロモーション「TASAKI Holiday Collection」を開催。危険な美しさを秘めた「デインジャー ホーン」コレクションの最新作に、このイベントで出合える。 (問)TASAKI Tel. 0120-111-446 取材・文/本間恵子 編集協力/オフィス インターフェイス デザイン/高井真由美 [THE NIKKEI MAGAZINE LUXE 2023年11月3日号の記事を再構成]