自転車声優・野島裕史も納得!孫崎虹奈が語るトライアスロンの魅力「ポジティブになれる要素が多い」「完走したもの皆が勝者」
◆トライアスロンならではの楽しさ、魅力とは?
野島:この番組は基本的に自転車の魅力を発信していく番組なんですが、ここ数年、僕とプロデューサーがトライアスロンにハマっていまして。トライアスロンには自転車も含まれていますし、その情報も発信していこうかなと思っているのですが、まごちゃんが思うトライアスロンの楽しさ、魅力とは? 孫崎:嫌な練習を避けられることじゃないですかね。バイク、スイム、ランニング、それぞれひとつに特化してしまうとどうしても頭打ちになってしまったり、私もそれが理由で水泳が嫌になってしまったんですけど、トライアスロンにはそれがないんです。例えば、ケガをしてもどれかの種目で挽回できる、プラスに発展できるのが素敵なところだと思います。 あとは、コーチングをしていて、大会でいろいろな方の姿を見ていますが、誰も嫌な顔をしていないんですよ。これは批判しているわけじゃないんですけど、例えば陸上競技は0.1秒が切れなくて悔しい思いをする世界だと思うんですが、トライアスロンにはそれがないんですよね。 フィニッシュするときは絶対にみんな笑顔で、なんならレース中もみんな常にハイタッチをしたり、とても雰囲気が良くて。オリンピック選手とかになるとそうはいかないと思いますが、基本的にポジティブになれる要素が多いですね。 野島:確かに、他の競技は趣味でやっていたとしてもレースとなるとタイムや順位を競いますが、トライアスロンは完走することに意味があるって言いますよね。 孫崎:そうなんです。トライアスロンには“完走したもの皆が勝者”、“不可能なことはない”というキーワードがあって、このワードがもうポジティブさを物語っていますよね。 野島:先ほど「ケガをしても何かしらの練習ができる」とおっしゃっていましたが、僕自身も昨年、肩をケガしたときにスイムの練習はできませんでしたが、ロードバイクやランの練習はできたんですよね。そのメリットは確かにトライアスロンの魅力のひとつですね。 トライアスロンにはスイム、バイク、ランの3つがありますが、この辺りの関係はいかがでしょう? 孫崎:実は、トライアスロンって足がちゃんと地面に着くのはランに入ってからなんですよ。 野島:確かに! それは意識したことがなかった。 孫崎:なので、負荷がちょうどよくかかる競技でもあるんです。陸上と水中がうまくチェンジして3種目の競技が合わさるのも魅力ですし、あとは自然のなかでできるというのが一番の魅力かもしれないですね。海で泳いで、風を感じて、島を楽しんだり、人と楽しむこともできたり。 野島:それは「石垣島トライアスロン」に出たときにすごく実感しましたね。スイムで海の魅力、バイクで山や自然の魅力を感じつつ、最後のランは街中を走るので、応援してくれる人々との触れ合いを楽しむみたいな。 では、今後トライアスロンをやってみたいと思ったときに、どんなふうに始めるのがベストだと思いますか? 孫崎:まずは(出場する)大会を決めることですね。目標を決めないと動き出せないので。 野島:それは僕も同じでした。全然泳げないのに、とりあえず「石垣島トライアスロン」に出るぞと。 孫崎:それが一番いいと思います。いつぐらいの大会に出るのかを決めて、場所を選んで、エントリーしてしまえばお金も払っているので(出ざるを得ない)。 野島:大会もネットで検索すればたくさん出てきますし、エントリーしてしまえばもう出るしかないという気持ちになりますもんね。トライアスロンに興味がある方は、ぜひ試してみてください。 残念ながらここでお時間がきてしまいましたが、まだまだ僕の悩みはたくさんあります。まごちゃんには伺いたいことがたくさんあるので、ぜひ来週も引き続きお付き合いいただきたいと思います。来週もよろしくお願いします。 孫崎:ありがとうございます、ぜひ! (TOKYO FM「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」2024年1月14日(日)放送より)