「類は音を呼ぶ」Vol.1でkoboreとTHE BOYS&GIRLSが初対バン!ワタナベシンゴ「ライブハウスに行くと知らない自分に出会える」
ライブハウス発の人気バンドを生み出すチャンスを創出する対バン企画「類は音を呼ぶ produced by スカパー!」。非常に多くのインディーズバンドが存在する中、売れるのは狭き門。SNSやサブスクでバズったら売れるという、バンドの本来の良さが伝わらない形の売れ方が定番化している昨今、「ライブハウス発の人気バンドを生み出すチャンスをスカパー!で創出したい」そんな想いから立ち上げられた本企画。 【写真を見る】「類は音を呼ぶ」Vol.1の当日のステージ 今回は、6月12日に渋谷 Spotify O-Crestで開催の第一回のライブ前に出演バンドのkobore・佐藤赳とTHE BOYS&GIRLS・ワタナベシンゴにインタビューを敢行。イベント出演のオファーが来た時の心境、初の対バン相手への印象など語ってもらった。 ――「類は音を呼ぶ」の出演オファーが来た時の心境を教えてください ワタナベ「僕ら札幌に住んで札幌で結成して今も札幌に住んでるんですけど、田舎生まれ田舎育ちではあるんですけど、バンド通してこうやっていろんな街に行けるようになって、いろんな人と出会えて、koboreともこういう箱で対バンできるっていうのをスカパーさんがつなげてくれて。記念すべき一回目の、この今日という日の一音目を僕らが鳴らすので、タイトルに恥じないように、これから続いていくこのイベントのいいスタートを切るじゃないですけど、あいつらが1組目にやってくれたから良かったなって、この先も言ってもらえるような、そんなライブをしたいと思っております」 佐藤「Vol.1っていうイベントに出られることはなかなかないので、その中で自分たちの名前を呼んでくれたのがまず嬉しいです。本当にありがとうございます。ボイガルとkobore で作った一日がVol.1になるわけなので、ここからVol.2、Vol.3、Vol.4ってなったとしても、めちゃくちゃ高い基準を今日一日作った結果、やっぱVol.1がなんだかんだ一番良かったなーって言ってもらえるようなイベントになればいいかなと思います。あとは(「類は音を呼ぶ」は)「類は友を呼ぶ」から派生したものだと思うんですけど、ライブをしっかりやってそのイベント名がいろんな意味を持てるようにできたらと思っています」 ――「類は音を呼ぶ」というネーミングですが、聞いた時の印象はいかがでしたか? ワタナベ「今もずっと考えてるんですけど、『類が呼び込んだ音』ってどういうものなのかなって。好きな者同士が集まってそこに呼び込まれた音ってどういうものなんだろうなっていうのがずっと自分の中でも一つのテーマになっていて。自分らが用意してきた曲があるので、それをドーン!とやるだけなんですけど。まあでも、それを超えた何かーー説明するのが難しいような空気感とかがCrestに溢れればいいなあっていうことをずっと考えていて。これが本当に(『類は音を呼ぶ』の)テーマだと思うし、お客さんもそれを胸に刻みながらくると思うんで今日は。すごい印象に残るワードだと思うんで、そういう面ではすげえタイトルだなあって思いますね(笑)」 ――本企画は、「ライブハウス発の人気バンドを生み出すチャンスをスカパー!で創出したい」という想いが込められていますが、お2人にとってライブハウスとはどのような場所ですか? 佐藤「(ライブハウスは)こういう場所、という決まった概念も無いのが楽しいですね。適当に砕けられるというか、日常じゃないところが好きです」 ワタナベ「僕は、ライブハウスに行くと知らない自分に出会えるので。それがいつも僕はすごい好きでライブハウスに行きます。来てくれるお客さんも『こういう気持ちに私なるんだ、俺なるんだ』みたいな気持ちを持ってもらいたいなと普段から思っているんで、そういう意味では、すごく非日常的な場所っていうのは僕も一緒かもしれないです」 ――お二組は初2マンと伺っていますが、お互いのバンドに抱いてる印象は? 佐藤「ライブを見た感じ、もうこの人たちは明日とかなくていいんだなみたいな感じでライブするなっていうか(笑)」 ワタナベ「そんなことない(笑)」 佐藤「明日死んでもいいかなみたいな、すべて投げ捨てる感じのライブが僕的にはめちゃくちゃ刺さって。やっぱりリハーサル通りとか、音源通り上手く弾こうとしているバンドが多い中、そういうのをぶっ壊してくれるような、心のもっともっと奥底にあるようなところを引っ張り出してくれる印象があるなって、ライブを見て思いました」 ワタナベ「僕も(koboreを)何度か見てるし、いろんなバンドたちから話を聞いたりもしてるんですけど、空間をめっちゃ掴むじゃんっていつも思ってるんですよ。また掴むじゃん、みたいな。今日も多分掴むんですよ。なので、嫌だなって思ってます。例え僕らが掴んだとしても掴むんですよ。なのでkoboreの後にもう一回やらせてもらえないですか?っていうぐらいの。だからすごいワクワクしてます」 ――それを受けて佐藤さん、いかがですか? ワタナベ「掴むよね」 佐藤「掴んでますね(笑)」 ワタナベ「あはは!」 佐藤「掴んでる感覚はありますかね。俺らの後に(THE BOYS&GIRLSが)もう一回やったとしても、もう一回俺らもやる(笑)。本当に"類は友を呼ぶ"みたいになっちゃう」 ――がっつりお話するのは今日が初めてとのことですが、仲良くなれそうだと感じましたか? ワタナベ「そこはまだあんまり考えてないですね」 佐藤「音をまだ聴いてないもんね。ライブやってみて、もしかしたら打ち上げ出ずに帰る可能性も全然あるんで(笑)。それがロックのね、ライブの怖いところなんで」 ワタナベ「終わってからが楽しみです」 文=HOMINIS編集部
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