沖縄市→那覇市に無料夜間バス 街のにぎわい創出を検証 12月29日まで土日運行
【沖縄】沖縄市が「バスターミナル構想」の実現に向けた実証事業として土日に胡屋バス停発、那覇市のゆいレール古島駅行きの無料夜間バスを運行している。午後10時半、同11時に胡屋バス停を出発する1日2便。29日まで。 胡屋バスターミナル計画前進 沖縄総合事務局、整備方針の検討へ 交通機能を高め街のにぎわい創出目指す 夜間バスは、週末に飲み会で沖縄市などから那覇市の中心街に出向く人や、沖縄アリーナで開催されるイベントの帰りに沖縄市で飲食して那覇に戻る人の利用などを想定している。同アリーナで琉球ゴールデンキングスの試合がある日はアリーナと胡屋バス停を結ぶシャトルバスも運行する。 同構想では、国道330号の胡屋北交差点付近にバスターミナルを建設し、ターミナルを活用した回遊性の向上、街のにぎわいを創出することを目指す。バスの実証実験は11月9日に開始した。 交通手段を増やして利用者の回遊行動を分析するため中央パークアベニューを歩行者専用道路にし、自転車で中心市街地などを周遊できるよう同地区周辺にシェアサイクルポート(自転車設置拠点)も設置した。 市の担当者は「多くの人に利用してもらい、どれだけ街のにぎわいを生み出せるか検証したい」と呼びかけた。(中部報道部・比嘉大熙)