【パワーカップル世帯は10年で2倍に】平均貯蓄額はどれくらいある?
世帯年収1200万円以上世帯はどれくらい貯蓄しているのか
では、近年増加しているパワーカップル世帯はどれくらい貯蓄をしているのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】令和5年調査結果」によると、世帯年収1200万円以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。 なお、貯蓄には預貯金のほかにも株式や投資信託、積立型保険、個人年金保険などを含みます。 ●世帯年収1200万円以上の世帯の貯蓄額 貯蓄額:割合 ・非保有:9.7% ・100万円未満:3.5% ・100~200万円未満:5.0% ・200~300万円未満:4.1% ・300~400万円未満:2.5% ・400~500万円未満:2.2% ・500~700万円未満:3.1% ・700~1000万円未満:5.3% ・1000~1500万円未満:11.9% ・1500~2000万円未満:6.3% ・2000~3000万円未満:6.3% ・3000万円以上:36.8% ・無回答:3.1% 平均 3892万円 中央値 1500万円 貯蓄額の平均は3892万円、中央値は1500万円です。やはり、パワーカップル世帯は貯蓄額も高額であることがわかります。 ただし、貯蓄がまったくない世帯も9.7%あるため、世帯による差は大きいです。 現役時代の年収が高いパワーカップル世帯ですが、老後はどれくらい年金をもらえるのでしょうか。 次章で年金受給額をシミュレーションしていきます。
パワーカップル世帯が老後にもらえる年金はいくらか
現役時代の年収が高いパワーカップル世帯ですが、老後はどれくらい年金をもらえるのでしょうか。 以下の条件で、現役時代の平均年収別に年金受給額をシミュレーションしてみましょう。 ・1975年生まれ ・23~64歳まで会社員として勤務 ・65歳から年金受取を開始 シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●平均年収ごとの目安年金受給額(額面) 平均年収:年金受給額の目安(額面) ・200万円:月10万5000円 ・300万円:月12万5000円 ・400万円:月14万円 ・500万円:月16万円 ・600万円:月18万円 ・700万円:月19万5000円 ・800万円:月21万1000円 ・900万円:月23万3000円 ・1000万円:月23万5000円 夫婦ともに現役時代の平均年収が700万円の場合、夫婦合計で月39万円の年金をもらえます。月39万円あれば、年金だけで暮らせる世帯も多いのではないでしょうか。