ドジャース・大谷翔平、4戦連続マルチ安打&日本人歴代3位の米通算774安打 好調の秘けつは「立ち位置のズレの修正」
6-6の八回2死一、二塁では見逃し三振に倒れ、チームはサヨナラ負けで連勝が3でストップ。ヒットが出れば勝ち越しというチャンスだっただけに、大谷は「ファウルでもなんでもいいのでバットに当てるっていうことが最優先だった」と厳しい表情だった。
だが、好球必打のための打席での立ち位置が固まってきた大谷に、恐れるものはない。「あす、しっかりと勝ち越せるように、そこだけに集中したい」と力強く前を向いた。
■古巣・エ軍との対戦を「楽しみ」
大谷は21日から、ドジャースタジアムに古巣エンゼルスを迎えての2連戦に臨む。「楽しみにしている。オホッピーが調子いいなとか、そういうのは野球を見ていれば(SNSなどで)流れてくるものなので多少知っている」と心待ちにした。多くの選手は古巣との対戦で感情的になるものだが、「エンゼルスタジアムでやることがあれば特に特別なことかなと思いますけど。今回は自分たちのホームなので、まずは自分たちの野球にしっかり集中したいなと思っています」と語った。
■けが人続出のチームに「みんなでカバーできれば」
先発したミラーは約2カ月ぶりの復帰登板で6回⅓を投げ6安打5失点だった。だが、前日に先発したビューラーが右臀部の炎症で負傷者リスト(IL)入り。ドジャースの先発陣では山本も右肩腱板の損傷で長期離脱が避けられない状況で、攻撃陣ではベッツも左手の骨折で復帰まで6-8週間と診断されている。厳しい状況ではあるものの、大谷は「不幸中の幸いというか、ムーキーも必ず戻ってくる。由伸も必ずシーズン中に戻ってくると思うので、まずはそこまでみんなでカバーできれば」と前を向いた。