昨年の新潟記念覇者ノッキングポイント 右前繋部浅屈腱炎で9カ月以上の休養見込み
昨年の新潟記念を制したノッキングポイント(牡4、美浦・木村哲也厩舎)に右前繋部浅屈腱炎が判明した。今後は9カ月以上の休養を要する見込み。JRAが11日、ホームページで発表した。 【写真】ノッキングポイントこれまでの軌跡 ノッキングポイントは父モーリス、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。母は16年オークス2着、半妹に今年のオークス馬・チェルヴィニアと多数の活躍馬が一族にいる。 本馬は22年6月にデビュー。新馬戦で2着に3馬身差をつける快勝で初陣を飾った。しかし、2戦目に選んだ同年秋のサウジアラビアRCでは4着、続く年明けのジュニアCでは6着と賞金加算することができずに苦戦を強いられる。自己条件に戻し、2月の1勝クラスで2着に1.1/2馬身差の白星をつかむと、続く毎日杯で2着に入って日本ダービー出走の目途を立てた。 そして迎えた日本ダービーでは15番人気と低評価ながら、1着タスティエーラと0.2秒差の5着と健闘。続く新潟記念では古馬との初対戦を制し、重賞ウイナーの仲間入りを果たした。しかし以降は菊花賞15着を皮切りに思うような結果を残せずにいた。前走七夕賞では8番人気ながら3着に入り、復調の兆しが見えてきたかと思われたが、今回無念の戦線離脱となった。 (JRAのホームページより)