メタルワン、インドネシアで第2ブランキング設備増設。1.5ギガ級超ハイテンに対応
メタルワンは26日、インドネシアの鋼板加工サービスセンター、メタルワン・スチール・サービス・インドネシア(MOSSI、社長・水垣憲正氏)で2基目となるブランキング加工設備を導入すると発表した。ブランキング能力は現状の倍となり、最大1480メガパスカル級の超ハイテン(高張力鋼板)に対応する仕様とする。 MOSSIはインドネシア財閥大手のシナルマスグループと双日が共同開発したGIIC工業団地内に工場を持ち、主に自動車メーカー向けの鋼材供給を狙い2014年に操業を開始。メタルワンでは内需と輸出向けで同国では自動車用鋼材の需要が拡大するとみており、将来的に超ハイテンのニーズも見込めることから新ブランキング設備の追加導入を決めた。 インドネシアの自動車生産台数は22年に過去最高の147万台を記録し、今年も高水準が続いている。