【東京六大学野球】明治大学・宗山塁は2戦連続で欠場 リーグ通算100安打目前 ドラフト注目選手に試練
◇東京六大学春季リーグ 明治大6-2立教大(12日、神宮球場) 明治大学4年の宗山塁選手が今春のリーグ戦を2戦続けて欠場しました。 【画像】ベンチから試合を見つめる明治大・宗山塁選手 宗山選手は1年春からスタメンに定着すると、2年春にはリーグ戦で打率.429を記録し首位打者を獲得。今年3月には侍ジャパントップチームに大学生ながら選出された今秋ドラフト候補の注目選手です。しかし、侍ジャパン招集直前の練習試合で受けた死球で右肩甲骨を骨折すると、春季リーグ戦の開幕戦からなんとか出場は続けていましたが、5試合で打率.174と不調が続いていました。 すると、11日に行われた立教大学との1回戦を「上半身のコンディション不良」で約3年ぶりに欠場。その翌日に行われた、この日の試合も欠場となり、宗山選手は2戦連続ベンチから試合を見つめることとなりました。 試合は、1回戦に敗れた明治大が立教大を序盤から圧倒。今春リーグ戦で打率4割を超えている小島大河選手(3年)がタイムリーヒットを含む2安打の活躍を見せると、投げては「ストレートが武器」と語る松本直投手(2年)が、150キロ近いストレートを中心に5回被安打3、無失点の好投。6対2で明治大が勝利し、勝ち点をかけた戦いは明日行われる3回戦に持ち越しとなりました。 試合後、宗山選手について田中武宏監督は「1、2年生もがんばっているし、無理はさせられない」と一言。高橋由伸さんや鳥谷敬さんなどプロ野球でも活躍したレジェンドも記録したリーグ戦通算100安打まで、残り2本。記録への足踏みが続く宗山選手にとって、プロ入りへの最大の試練となっています。