「地獄に鼻までつかっていた」THE SECONDベスト4の金属バットはなぜ芸人をやめなかったのか?「やめるほうが賢いんですよ。俺らは臆病もんやから、ただただ現状維持を保とうとして。じわじわ死ぬドジョウ、豆腐に突っ込んでいくほう」
金属バットはなぜ芸人をやめなかったのか
―金属バットはなぜやめなかったのか。 友保 今さらやめたかてね。ほら、長寿漫画ずっと買ってるやつおったじゃないですか。そういうやつなんかホンマは120巻からほしくなかったでしょ。 小林 もしかしたら60巻くらいからほしくなかったかもしれない。 友保 賢いやつはね、マンモス西なんですよ。マンモス西はすぐ上がって、ノリちゃんと結婚した。僕らあしたのジョーでもないし、誰なんやろ。ああ、ウルフ金串といっしょっすよ。アゴ割られて、用心棒なって。 ―THE SECONDでジョーになるお気持ちは。 友保 マジでぼちぼちでええですわ。めんどくさい。夜寝たいし朝起きたくないんですよ。割り切ってる人もいるんですよ、かまいたちさんとか。ダイアンさんとか。今「ばっと行け!」って。俺らしたないもんなぁ。 小林 休みあると不安なタイプの人もおる。 友保 (笑い飯)哲夫さんとかもそうやな。くまだ(まさし)さんとか。 小林 (銀シャリ)鰻さんもそう言うてた。 友保 休みなんかほしいもんな、マジでラッキー。昔会社に絶対に連休くれ言うて、毎週2連休もらってたんですけど、連休二日目の夜に「仕事したくない」って思いすぎて次の日仕事行っても仕事したくなくて、たぶんこれしてたら一生仕事したくなくなる、沼に沈んでまうって思ってそのシステムやめました。 ―そう考えると、やはり担当編集が言っていた「結果、準優勝が一番いい説」なのでは。 友保 でもそれだとネタ3本捨てなあかんからな~。だからほんまに2本目のめっちゃ盛り上がってる瞬間に雷落ちてなんやわからなくなるのが一番いいですね(笑)。 取材・文/西澤千央 写真/高木陽春 Peta Photo Studio
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