何種類くらいの野鳥を探せる? 「水元公園」で野鳥観察【関東エリア】
野鳥観察というと山を思い浮かべる人が多いと思いますが、水辺は水鳥や野鳥の宝庫。今回は東京都23区中で最大規模の公園である水元公園に野鳥を探しに行ってきました。 【写真】都立水元公園で出会える野鳥たちを見る(全13枚) 水元公園は東京都葛飾区と埼玉県三郷市との県境に位置する池「小合溜(こあいだめ)」に沿って作られ、96.3ヘクタールの面積があり、その広さは新宿御苑のおよそ1.6倍です。公園に沿った小合溜だけではなく、公園内にも水路があり多くの人が釣りを楽しんでいました。 見晴らしの良い中央広場。キャンプ場などが公園内にあり、ポプラやメタセコイアなど様々な樹木のほか、春には桜、6月上旬から下旬にかけて20万本が花を咲かせる花菖蒲園など、野鳥以外にもたくさんの楽しみがある公園でもあります。 そんな水元公園は、都心から比較的近いにも関わらず、野鳥観察アプリでは162種類もの野鳥の観察報告があり、野鳥観察する人にも有名な場所です。
本当に23区内? と思わず疑う数の野鳥が生息
水元公園では、山では見られない水辺の鳥が見られますが、それ以外にも都内では珍しい鳥であるオオタカや、オオルリ、サンコウチョウ、エゾビタキなどが観察できるそうです。 その他、一年中見られる留鳥のカワセミ、シジュウカラ、アオサギ、メジロ、コゲラ、ハクセキレイ、夏には、コアジサシやオオヨシキリ、冬には、ルリビタキ、アトリ、キクイタダキなどが観察できます。 筆者が訪れたのは春真っ只中、ちょうど冬鳥が旅立ち夏鳥がやってくる前。ということで、今回は珍しくはないけれど、見やすくて撮影がしやすく、自宅周辺では見ることができない鳥を見ることを目的に水元かわせみの里からスタートしました。
初級者が実際にどれだけの種類を観察できたのか?
筆者が実際に探鳥を行った結果、アオサギ、オオサギ、コサギ、オオバン、カワウ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、キジバト、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ムクドリなどの留鳥を見ることができました。 また、姿を消す前のシメ、コガモ、オオバン、ユリカモメ、ヒドリガモ、ツグミ。そして春になってやってきたツバメなどの野鳥を観察することができました。 今回観察した鳥や、水元公園で晩春から夏頃に見られるオススメの野鳥をピックアップしてご紹介します。