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<甲子園交流試合・2020センバツ32校>尽誠学園、猛攻で圧勝 “18年ぶり”喜びの校歌 /香川

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 2020年甲子園高校野球交流試合(日本高野連主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の第6日の17日、尽誠学園は第2試合で智弁和歌山と対戦し、8―1で圧勝した。試合序盤の猛攻で相手を突き放した。18年ぶりとなる甲子園での勝利に、選手たちは声高々に校歌を歌った。【喜田奈那】 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら  一回表に先制を許したが、その裏、2死三塁から4番の仲村光陽選手(3年)が「絶対1点取ってやる」と適時二塁打を放ち、同点に追いついた。  続く二回、尽誠学園の猛攻が始まった。村上侑希斗投手(同)や川崎風汰選手(同)の連打などで1死満塁の好機を作ると、観客席から鳴り響く応援の手拍子に応えるように菊地柚主将(同)が左中間へ走者一掃の適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに福井駿選手(同)の適時打で2点を加えて流れを引き寄せた。  四回には、井脇将誠選手(同)が俊足を生かして本塁に生還するなど2点を追加し、相手を突き放した。  村上投手は二回以降を無失点に抑えると、八回は谷口颯汰投手(2年)、九回は仲村選手がマウンドを引き継ぎ、相手に点を与えなかった。選手たちは最後の打者を一塁への邪飛に打ち取るのを見届けると笑顔で集まり、勝利の喜びをかみ締めた。 ………………………………………………………………………………………………………  ■熱球  ◇亡き恩師へ、雄姿届け 村上侑希斗投手(3年)  強打の智弁和歌山打線を抑えたエースの胸には、地元和歌山県で中学時代に所属した南部リトルシニアの監督で、2月に68歳で亡くなった井戸大志さんへの思いがあった。井戸さんはかつて南部高の監督として4度の甲子園出場に導いた名将。「成長した自分のピッチングをきっと見ててくれただろうな」と思いをはせた。  1年の頃からひじのけがに悩まされ、2年の8月まで試合のマウンドに立てなかった。しかし、苦しい時期に心の支えにしたのが井戸さんから教わった「努力はした分だけ報われる」という言葉だった。「悩む暇があったら今できることをしよう」と気持ちを切り替え体作りなどのトレーニングに励んできた。  また、もう一つの教えが試合でピンチを迎えた時、落ち着いてマウンドからチームメートを見ることだ。この日も一回、緊張から四球を与えて先制を許したが、「ここで抑えたらチャンスが来る。楽しんでいこう」と声をかけられ、落ち着きを取り戻した。強力打線を相手に6三振を奪う好投で、二回以降は無失点に抑えた。  「誰にも負けないくらい努力して、尽誠学園のエースになれました。これからも頑張ります」。試合後に人さし指を空に向け、「恩返しができた」と笑顔を見せた。【喜田奈那】 ……………………………………………………………………………………………………… 智弁和歌山   100000000=1   15020000×=8 尽誠学園

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