「俺もいるぞ」復活に燃える早稲田大4年の石塚陽士 指揮官も「今回のキーマン」 箱根駅伝では7年ぶりの表彰台へ“ダブル山口”にも期待
2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝。早稲田大学の指揮官はキーマンの4年生について語りました。 【画像】「譲れよと冗談を言われていた笑」早稲田大・山口智規が同門対決を制し日本選手権クロカン優勝 前回大会では総合7位。今季は、出雲駅伝で6位、全日本学生駅伝で5位と徐々に順位を上げ、来る箱根駅伝では7年ぶりのトップ3を目標としています。
■指揮官が期待を寄せる“ダブル山口”
花田勝彦駅伝監督が「2人で本当にレベルの高い練習をしている。期待している」と話すのが、“ダブル山口”です。 3年生エースの山口智規選手は、10000mのタイムはチームトップの27分52秒37をマーク。前回大会では各校のエースが集まる花の2区で、区間4位と好走しました。 「僕は2区でしっかり勝負したい。箱根はエース区間でしっかり上の“3強”のエースたちと勝負していかないと、3位以上っていうところに届かない。本当に自分の走りが目標に大きくつながると思っています」と、エースとしての責任感を語ります。 もう一人の“山口”は、期待の1年生・山口竣平選手です。大学駅伝デビュー戦となった出雲駅伝では3区区間11位とほろ苦い経験になりましたが、全日本大学駅伝では5区を区間3位で走り、チームの順位を押し上げました。 山口竣選手が狙うのは「最低でも区間5番、いけて3番。狙っていけるなら区間賞を狙っていけるような走りをしたい」と、初の箱根駅伝に貪欲な姿勢を見せました。
■復活が待たれるキーマン 「彼がきっちり走ったら順位もぐんと上がる」
そしてチームが復活を待つのが、4年生の石塚陽士選手です。前回大会では4区を走り13位。それでも1年生の時から箱根路を経験し、10000mの持ちタイムも27分台の記録を持ちます。 しかし今シーズンは不振にあえぎ、出雲と全日本は欠場。そんな石塚選手が、箱根駅伝を前にようやく復調の兆し。最後の箱根路へ強い思いを口にします。 「俺もいるぞ。闘争心は着々と自分の中で積み重なっていますので、それを本番で爆発させて期待に応えられるような走りをしていきたいと思っています」 花田監督によれば、石塚選手が「今回のキーマン」とのこと。「彼がきっちり走ったらチームの順位もぐんと上がってくる」と、7大会ぶりのトップ3入りへ石塚選手の復活が待たれます。