今永昇太、目前で8勝目がスルリ、5回まで1安打無失点、落とし穴は6回に…暴投とどん詰まり内野安打などで一挙3失点
◇27日(日本時間28日)MLB ジャイアンツ3―5カブス(サンフランシスコ) カブスの今永昇太投手(30)は、敵地でジャイアンツ戦に先発登板し、6回を5安打3失点、3奪三振2四球。勝敗は付かず、8勝目(2敗)はならなかった。 鈴木誠也外野手(29)はメジャー3年目で初めて左翼を守り、5打数2安打1打点。カブスは延長10回の末に競り勝ち、連敗を「4」で止めた。 目前だった8勝目が、指の間からこぼれ落ちていった。今永は直球が最速152キロと走り、5回まで1安打無失点。だが、落とし穴が6回に待っていた。2死一、二塁からソレアに狙い通り高めぎりぎりへ直球を投げ込んだが、こすった当たりを力で左中間へ運ばれ、初失点。さらにメジャー自身初のワイルドピッチで2点目を失うと、直後は内角直球で打ち取ったどん詰まりの当たりが二塁内野安打になり、同点に追い付かれてしまった。 地元中継局マーキーSNのジム・デシェイーズ解説者は「同点に追い付かれるのが、これほどあっという間だなんて…」とガックリ。 ヤンキースなどで10年間メジャーの監督を務めたジョー・ジラルディ解説者は「きょうは三振をバッタバッタ奪うとはいかなかったが、序盤から弱い打球で多くのアウトを取っていた。5回まで被安打はわずか『2』。最後は胸が張り裂けるようなボテボテの内野安打で同点に追い付かれたが、全体的にはかなりいい投球だったと思う」と、前向きに語った。(写真はAP)
中日スポーツ