「8番出口」「スイカゲーム」人気ゲーム “偽物” 乱立も… 「著作権侵害」を “訴えづらい” 難しさの理由とは
偽物アプリに“公式”がとった対応
本家「8番出口」の人気が続くなか、開発者のコタケノトケケさんは昨年末、類似した作品について自身のSNSで「全く同じ場所やシステムでない限り開発者としては全然OK」と発言。「このまま類似作品が増えてジャンル化するなら、語呂が良いので『8番ライク』でお願いします」と語った。 そして、前述した“偽物”の「8番出口」のアプリはというと、現在(2月6日)App Store上で表示されていないことが確認できている。 また、「スイカゲーム」には公式のiOS版が登場し、商標登録されたものの、現在も“非公式”なアプリがApp Store上に存在しており、注意が必要だ。 最近では、1月19日に発売され、リリースから5日半でSteamでの売上本数800万本を達成した人気作「パルワールド」が、登場するキャラクターが「ポケモン」に似ていることなどでも話題となっている。 株式会社ポケモンは「知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく所存です」との声明を発表しているほか、「パルワールド」を改造することで、実際の「ポケモン」をゲーム中に登場させた動画が、任天堂の申請により削除されるという事態も発生。 また、「パルワールド」を開発しているポケットペアの代表、溝部拓郎氏は「弊社のアーティストに対して誹謗中傷が届いており、殺害予告に近いようなツイートも散見されます」と投稿しており、混乱は続いている。 ゲームをプレイする際には、画面の見すぎや部屋の明るさに注意することが大事だが、法律やモラルといったルールについても頭に置いておく必要がありそうだ。
弁護士JP編集部