JBL、oladance、NTTソノリティ、耳を塞がない“ながら聴き”系ワイヤレスイヤホン比較レビュー
2023年の新トレンドアイテムが、耳を塞がず周囲の音が聞こえるワイヤレスイヤホン。以前は骨伝導イヤホンが主流でしたが、今年に入り開放型の“イヤースピーカー”などと呼ばれる新タイプが続々登場。さらに新トレンドとして、音漏れを防ぐ技術の搭載にも注目が集まっています。 【比較の詳細画像を見る】 今回はそんななかでも、2万円台で購入できる2023年の最新モデルとして、10月発売のJBL「SOUNDGEAR SENSE」、8月発売のoladance「OWS 2」、4月発売のNTTソノリティ「nwm MBE001」の3機種を用意。3機種とも音漏れを防ぐ独自技術も搭載しています。 装着感、バッテリー&接続性能、音質、音漏れ、通話マイクなど全方位でテストしてみました。
【ポイント1】デザインと装着感
JBL「SOUNDGEAR SENSE」は装着がラクな細いフックで、閉じる方に4段階の角度調整が働く構造。装着してから動かす2アクションで、耳へとしっかり固定できます。ちなみに着脱式ネックバンドで左右繋がった状態での使用も可能。 oladance「OWS 2」は、全体として本体サイズが小さく、イヤホンの重さを耳全体に分散させる構造が特徴。フック部分を若干指で広げられるのは、装着時に広げて取り付けて自然と耳に収まる狙いでしょうか。なお、構造的に片手での装着がもっともしやすいモデルになります。 NTTソノリティ「nwm MBE001」は小型のスピーカーハウジング部を耳の上に載せて、本体部分が耳の後ろに収まるような構造。フック部分は力を加えれば少しだけ広がりますが、基本的には位置を固定しています。
【ポイント2】バッテリー&接続性能
次に、ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手に関わるバッテリー周りのスペックを紹介していきます。 JBL「SOUNDGEAR SENSE」は、イヤホン単体が約6時間で充電ケース使用で合計24時間。もちろんマルチポイント接続にも対応と、今どきのワイヤレスイヤホン仕様。なお、アプリによるカスタマイズも豊富です。 oladance「OWS 2」はAmazon版と家電量販店版で2パターンあります(今回の使用機はAmazon版)。Amazon版の方は本体のみで連続再生19時間で、付属ケースはバッテリーを内蔵しないただの充電器。家電量販店版は充電ケース式で再生時間を95時間延長できますが、価格は約3000円高くなります。こちらもマルチポイント接続対応です NTTソノリティ「nwm MBE001」はイヤホンのみで連続再生6時間。注意すべきポイントとして付属ケースは充電ケースではなくキャリングケース及び充電器の位置づけでバッテリーを内蔵していません。なお、9月のアップデートでマルチポイント接続に対応しています。