「プリンセスらしさ全開のキャサリン妃」と「クラシックな服装の奇跡の51歳、韓国の新ファーストレディー」。外交ファッション対決
アクセントは上半身に 大きなボウと帽子の関係
ケープ、しかもロング丈となれば、アウターとしてカジュアルな印象が強くなってしまい、エレガントに着こなすには一見難しいですが、キャサリン妃はそれも難なくクリア。そのポイントは、上半身にあり! まずはお顔近くにある大きなボウ。これが可愛らしさや華を演出してくれていることは言うまでもないですね。しかもボウの角度がまっすぐではなく斜めであることもポイント。甘くなりすぎない上にモード。更に顔のラインをシャープに見せてくれる効果もあり。この甘めなモチーフに対して、帽子はシンプルなデザインにされたことで大人っぽいコーデに仕上がっています。勿論、サイズもボウに負けない大ぶりなものに。 テイストは甘+甘でなく、甘+辛に。さらに、頭頂から裾までが繋がるようなバランスにすると、キャサリン妃のように上品にまとまります。 加えて、この時合わされているのは、ダイアナ元妃のイヤリングですが、このサファイアも恐らく、韓国のフラッグカラーのブルーからインスパイアされて選ばれたのでしょう。通常ならばパールや、ダイヤモンド、を選ばれていたはずですが、赤+サファイア&ダイヤモンドといったジュエリーコーデが絶妙にマッチしています。
では、ここで種明かし! というのは、実はこの日のお洋服、着回しのような、初お披露目のような……と、私も初見で困惑したのですが、それもそのはずお洋服は3枚重ねだったんです。
ボウはケープにではなく、下のドレスコートに付いているもの!
こちらは一昨年のキャサリン妃のお姿なのですが、実はケープを脱ぐと、このスタイルになるんです。 この時同様に、1番下にはチラリと見える膝下丈のワンピースをお召しになり、その上にボウが付いたドレスコートを着用。ここまでが、2021年にデビューしていました。 そして今年更なる進化の如く、ボウが出るようVネックにデザインされたケープがプラスされ、ニュースタイルとして披露されたというわけです。 キャサリン妃にとって活躍シーンが多い赤という色で、同素材、シンプルかつトレンド感のあるケープを加えるというワザにビックリしつつ、今後より着回しの幅が広がること間違いなしで、楽しみです。クリスマスシーズンのマストカラーでもあるので、近々にも再登場する可能性もあるかも? ですね。 ではお待たせしました、韓国のファーストレディ・ファッションです!