【ウインターカップ直前特集】悲願の頂点へ、東山の大澤徹也コーチ「初の日本一の鍵は崩れない人間力」
「瀬川にはもう一皮むけて欲しい」
──対戦カードが発表されました。 京都1位で出るのは久しぶりです。今年のチームは対戦相手より、ウチのバスケットがいかに当たり前にできるかというのがポイントです。うまくいかない時に誰がカバーするのか。コミュニケーションや人間力が鍵になる。そこさえきちっと抑えておけば崩れにくい。崩れた時の対応力を準備します。 ──キーマンは誰ですか。 ガードの瀬川です。前までは点数を取ればいいポジションでしたが、ゲームをコントロールしなきゃいけない。彼の得点力は武器なんですけど、佐藤友や凪を使う、他の選手を使うオプションをもっと見せて、自分の良さを生かしていくためにはもう一皮むけないと。インターハイの決勝はそこができず、瀬川が崩れてチームも崩れてしまった。そこは乗り越えなきゃいけないところですね。 ──全国の皆さんにメッセージをお願いします。 インターハイは準優勝で、もう1歩でしたが、1年ぶりに帰ってきた大会であそこまで行けたのは収穫でした。ウインターカップで東山らしいバスケットを5試合やっていきたいです。ワールドカップで盛り上がった熱を、高校バスケでも体現できたらなと思います。子どもたちと面白い試合をたくさんしていこうと話しています。