『猿の惑星/キングダム』ラストシーンが意味すること 監督に聞く続編の可能性【ネタバレあり】
「問題は、あのツールを使って彼らが何をするのかです。メイのミッションは、失われた人間の言語能力を取り戻すこと。実は、これには複数の意味が込められています。人間は、ウイルスによって“言葉を話す能力”を奪われました。それだけではなく、“世界中にいる人間と話す能力”を失っているのです」
次回作が製作されれば、人類の再興について「もう少し掘り下げたい」と話すボール監督。現時点で続編に関して具体的な動きはないそうだが、「いくつかアイデアはあります」と期待をのぞかせた。「『猿の惑星』はスタジオにとって重要なコンテンツです。可能であれば、できるだけ多くの作品を製作したいと思います。私たちも複数の物語を語れるように、キャラクターやストーリーを考えています。各企画を単独映画として考えて、序破急で構成しています。本作のエンディングを観れば、さらなる物語へのドアが開いた状態であることがわかります。映画の評価が高ければ、語ることができるはずです」(取材・文:編集部・倉本拓弥)