ワインのまち、岩手県花巻市大迫町で今年収穫したブドウを使った新酒が完成し、販売を前に出発式が行われました。 　出来上がったのはエーデルワインの特別限定新酒「いわてヌーヴォー2024」です。 　16日はエーデルワインの小田嶋善明社長や職員など関係者が参加して出発式が行われました。いわてヌーヴォーは、花巻市のワイナリー・エーデルワインがその年に県内で収穫されたブドウを使って製造する季節限定の新酒です。 　今年は台風などの影響でブドウの入荷量が計画を下回る時期もあったということですが、春先から温暖な日が続いたため、しっかりと熟した甘みの強いブドウに生育したということです。 　味の特徴は赤ワインは香りの強い品種「キャンベル」を使用していて、果実味のある味わいに仕上がりました。 　白ワインは「ポートランド」と「ナイアガラ」の2種類をブレンドしていて、甘みのなかに程よい酸味も感じられるフレッシュな味わいです。 　テープカットのあと、ワインを積んだトラックが出発すると、参加者が手を振って見送りました。 　いわてヌーヴォー2024は赤白あわせておよそ1万本製造され、23日から県内のスーパーや酒販店などで販売されるということです。