ロバート秋山竜次、ドランクドラゴン塚地武雅 唯一無二の武器でドラマを牽引する芸人たち
ハナコ岡部、男性ブランコ平井ら若手芸人も活躍
この他にも、20~30代の若手芸人の活躍が目覚ましい。NHK大河ドラマ『どうする家康』(2023年)、『ブルーモーメント』(フジテレビ系)などに出演した岡部大(ハナコ)は演技での「快活力」がすさまじく、明朗快活な人を演じさせると右に出る者はいないし、今期のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)での活躍も記憶に新しい平井まさあき(男性ブランコ)は、彼独特の「雰囲気力」に魅了される。 八木勇征とのやりとりが話題になったのは、『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)で主演に抜擢された福田麻貴(3時のヒロイン)だ。彼女は、視聴者が自己投影できる「等身大力」があり、『となりのナースエイド』(日本テレビ系)や『訳アリ女ダイアリー』(TBS系)に出演した吉住は共演者を輝かせる「バイプレイヤー力」が、2025年にシーズン2の放送も決まった『ワタシってサバサバしてるから』(NHK総合)で主演を務め、堤幸彦監督の映画『夏目アラタの結婚』で新境地を開いた丸山礼は、圧倒的な華があって「オーラ力」がすごい。 彼ら彼女らは「芸人だから」キャスティングされているわけではなく「この人だから」と作品に呼ばれているように感じる。それほど、それぞれに個性があって、作品をさらに面白くさせる力を持っているように思う。今回「◯◯力」と当てはめたが、個人の感想なので悪しからず。ただ、今後も芸人たちが映画やドラマで輝いていくのは確かである。引き続き、活躍を期待したい。
浜瀬将樹