映画『ゴジラ-1.0』 ©2023 TOHO CO.,LTD.

3月8日、第47回日本アカデミー賞の授賞式が行われ、各賞の最優秀賞が発表された。本年は、最優秀作品賞を含む最多8部門を『ゴジラ-1.0』が受賞。俳優賞こそ最優秀賞は助演女優賞の安藤サクラの受賞のみであったものの、『ゴジラ-1.0』が様々な面から高く評価された。この記事では、最優秀作品賞・最優秀男優／女優賞作品賞を振り返る。 ■第47回日本アカデミー賞 優秀作品賞　　 『ゴジラ-1.0』 1954年に初めて姿を現して以来、世界中を魅了してきた怪獣「ゴジラ」。2024年、ゴジラ生誕70周年を迎える一大プロジェクトとして、70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目、さらには“令和”で最初のゴジラとなる最新作、映画『ゴジラ-1.0』が公開された。 監督・脚本・VFXを務めるのは、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴。本作は3月11日（日本時間）に授賞式を控える第96回アカデミー賞 視覚効果賞にもノミネートされている。 ■第47回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞 役所広司／『PERFECT DAYS』平山 役 『PERFECT DAYS』では、東京・渋谷にある公共トイレの清掃員として働く平山を演じた。日本アカデミー賞では第14回・1991年に『オーロラの下で』で優秀主演男優賞にノミネートされて以来、毎年のようにノミネートを果たすが、最優秀賞は、第42回・2019年『孤狼の血』以来の受賞。そして本作では第76回カンヌ国際映画祭でも最優秀男優賞を受賞。国内のみならず、国外でも高く評価された。 ■第47回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞 安藤サクラ／『怪物』麦野早織 役 『怪物』では、黒川想矢演じる麦野湊の母親・早織を演じた。第47回日本アカデミー賞では同時に『ゴジラ-1.0』で優秀助演女優賞にもノミネートされており、いずれも最優秀賞は安藤が獲得、ダブル受賞を果たした。安藤は昨年第46回でも最優秀助演女優賞を受賞している。