桃山学院大、鹿児島城西に6発快勝!鹿児島城西は力の差を痛感も「成長できた」
桃山学院高校サッカー部と東武トップツアーズ株式会社主催の「第1回東武トップツアーズスプリングフェスタ」は22日に大会最終日を行なった。これまで「ミズノカップ」として開催していたフェスティバルをリニューアルする形で行われた大会で、19チームが参加。大会2日目の21日は参加選手を交えたサッカークリニックも行われ、近隣の小学生が約100名参加した。 【フォトギャラリー】桃山学院大 vs 鹿児島城西 高校年代のチーム同士がしのぎを削るだけでなく、大学生と対戦できることもこの大会の特徴。「この強度と速さを知れるのは大きい」と新田祐輔監督が話した通り、22日には鹿児島城西と桃山学院大が対戦した。 鹿児島城西の持ち味はFWからDFまでをコンパクトに保ち、前線からアグレッシブにボールを奪いに行く守備スタイル。だが、この日は思い通りに高い位置でのプレスがハマらない。「相手は大学なのでフィジカル面は相手の方が上だと分かっていました。それでも勝ちたかったのですが、プレーも速いので自分たちが寄せた時に抜かれたり、パスでかわされることが多かった」。そう振り返るのはFW15添島連太郎(2年)だ。 DF陣を捕まえきれなかった結果、試合開始からDFラインの背後を取られる場面が目立ち、開始50秒でロングボールからゴール前を抜け出したFW33田川太陽(4年)が決めて桃山学院大が先制点をマーク。20分にも田川のポストプレーから、FW37母倉叶和(4年)、MF67野内凌(4年)と繋いでラストは田川が2点目をマークした。 鹿児島城西は新田監督に「大学生なのでやられて当たり前。思い切ってやってこい」と激を受けて試合に送り出されたが、前半は思い切ったチャレンジができず。指揮官は「“相手は大学生だから”という感じがした。食らいついて欲しかった」と無念を口にする。 鹿児島城西がメンバーを大幅に入れ替え挑んだ後半も桃山学院大のペースで試合が進むが、サイドを中心に反撃の隙を伺う。後半13分にはFW24白坂行規(2年)が左サイドを抜け出し、クロスを上げたがシュートは打てない。22分にはDF55東中川稟太(1年)の大きな展開から左クロスが上がると、ゴール前でMF2谷口楓真(2年)が粘ってキープ。最後は東中川がゴールを狙ったが、桃山学院大のDFに阻まれた。