健大高崎初優勝「おめでとう・ありがとう」 センバツPVで歓喜
健大高崎の地元・群馬県高崎市では市役所でパブリックビューイング(PV)があり、約300人が31日の決勝戦を見守った。群馬県勢として初のセンバツ優勝を見届けると喜びを爆発させた。 【激闘の決勝戦を写真で】健大高崎-報徳学園 一回裏、箱山遥人主将(3年)が安打で出塁すると「さすが4番」と会場に集まった人たちから明るい声が飛ぶ。続く森山竜之輔選手(同)の適時二塁打で同点に追いつくとハイタッチして喜びを分かち合った。 佐藤龍月投手(2年)が最後の打者を三振に仕留めた瞬間、「おめでとう」と祝福する声が次々に上がった。ひときわ大きな声で「ありがとう」と呼びかけていた同校職員の竹内太郎さん(48)は「本当にもう、最高の選手たちだと思います。おめでとう」と喜んだ。同市の会社員、中山歩さん(43)は「石垣(元気)君も佐藤君も楽しそうに投げていて絶対優勝すると思った」と笑顔を見せた。 学校の近くにある選手たち行きつけの焼き肉店「高田飯店」では店主の松本幸作さん(70)、妻の京子さん(68)らがテレビで試合を見守った。松本さんは「感無量。うちの焼き肉が選手たちのパワーの源になっていると思うと本当にうれしい。選手たちには『お疲れさま、優勝おめでとう』と言ってあげたい」と話した。【日向梓、庄司哲也】