「カーモくんクッキー」復活 富山県舟橋村のカフェ・ベジボート、甘塩っぱく改良
富山県舟橋村の特産でもあるカボチャや枝豆を使ったクッキー「カーモくんクッキー」が復活した。2008年に村立図書館にニホンカモシカが迷い込んだ騒動にちなみ、立山舟橋商工会女性部が商品化したが、最近は販売されていなかった。復活を願う声を受け、農産物直売所を備えた同村東芦原のカフェ「青空マルシェ ベジボート」が製造販売を始めた。 クッキーは立山町の菓子店の協力で開発し、11年からカモシカのキャラクター「カーモくん」のパッケージで販売。昨年末に販売を終えたが、今回ベジボートが引き継いだ。当時女性部員として企画を提案した吉川久美子副部長は「宝物だったので、復活はうれしい」と喜ぶ。 ベジボートでは、材料にカボチャや枝豆のペーストを使用。カフェ担当の谷口愛友美さんが従来の味を意識しつつ、生地の厚みを増すなどの改良を加え、ちょうどいい甘塩っぱさがくせになる味付けに仕上げた。 谷口さんは「これからも地域のお菓子として親しんでもらえたら」と語る。今後は村産の素材も取り入れていく考え。クッキーは4枚入り350円(税込み)。直売コーナーで取り扱っている。