65歳で本当に必要な貯蓄額はいくら?老後対策のための「今からできる資産形成」も解説
老後に向けていまからできる資産形成とは?
老後に向けては、次のような方法を活用して資産形成を進めていきましょう。 ・一定額を貯金する ・新NISA ・iDeCo まずは、一定額を毎月預金に回すことから始めましょう。 預金はほとんど金利が付かない半面、資産が減るリスクが限定的であるため、資金を回していけば、高い確率で着実に資産を増やしていけます。 さらに資産の拡大ペースを加速させるならNISAを活用しましょう。 NISAは、一定の投資額まで、投資収益に対する税金が非課税となる制度です。 NISA対象商品の中には、特定の市場指数に連動するように運用させるインデックス投資信託等は、毎月少額から低コストで投資できます。 証券会社に口座開設をすれば投資を始めるのも難しくないので、初心者にもおすすめの資産運用法といえるでしょう。 iDeCoは確定拠出年金制度のひとつで、自身の判断で資金を拠出して、さらに金融機関が指定するラインナップの中から資産配分を決められる制度です。 蓄積した資産は、老後に一時金か年金として受け取れるため、老後の収支補填ができます。 毎月銀行口座から天引きされ、さらに60歳までは引き出せないため、老後の資産形成に適した手法といえるでしょう。
参考資料
・金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」 」 ・総務省統計局「家計調査報告 貯蓄・負債編 2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」 ・総務省「家計調査報告2023年(令和5年)平均結果」 ・生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」
中本 智恵