夏だから「冷蔵庫の防災対策」はしっかりと 「今こそ自宅の安全確認」 動画や画像が豊富なお役立ちサイトは
停電時、冷凍庫内の食料は、より保冷機能の高いクーラーボックスに移す方法もあります。現在、販売されているクーラーボックスは性能の高いものがたくさんあります。 また、忘れがちなこととして、常温保存できる食品でも35度を超えると日本産業規格の「常温」の定義を超えてしまいます。気温が35度以上となってしまう昨今、災害で停電したら、放置せず保冷も検討してください。 冷蔵庫が新しく、節電タイプであれば、ポータブル電源などを使い、少しの電力で冷蔵庫を動かし続けることも可能になります。
夏の災害時に冷蔵庫が使えることは、食料確保だけでなく熱中症対策にもつながり効果が高い対策となります。その意味でも、電気代のかさむ古い冷蔵庫は買い替えを検討するほうが良いでしょう。 ■3分でできる耐震性有無の簡易チェックシート そして、そもそもの前提として、自宅等の耐震性について確認しましょう。 今回も、南海トラフ地震臨時情報が出たあと、備蓄品や防災グッズをそろえた方は多いと思いますが、家が倒壊するとどんな対策も役に立たなくなります。津波から避難もできません。どれほど何もできなくなるかは、前記事「『地震発生から自宅倒壊まで3秒』そのとき何が」も参考にしてください。
能登半島地震は1月1日だったため、両親の家や、親戚宅、旅行先で被災された方も少なくありませんでした。現在は、夏休み期間中なので自宅以外で過ごすことも多い時期です。滞在予定先の耐震性も一緒にチェックしてみてください。 たとえば、東京都が発行している防災ブック『東京防災』の耐震化チェックシートは、木造家屋について簡易的に13項目でチェックできるシートになっています。 気になる項目が多ければ、近いうちに専門家に耐震診断を受けたほうがよいでしょう。寝室やリビングのみなど部屋だけの耐震リフォームも可能です。さまざまな補助制度を設けている自治体もありますので、確認してみてください。