根本さん(小野高2年)最優秀 高校生読書体験記コンクール福島県選考会
全国高校生読書体験記コンクール福島県選考会の結果が決まり、根本偲月(しずく)さん(小野高2年)の「無意識の凶器」が最優秀賞に選ばれた。根本さんと優秀賞4人の計5作品は全国コンクールに推薦される。 根本さんはサンテグジュペリの「星の王子さま」(池沢夏樹さん訳、集英社)を題材にした。地元のリカちゃんキャッスルでアルバイトをした際、何も言われなくても男の子に水色の着せ替えドレスを薦めたことや、書籍中の主人公の経験を踏まえ、無意識の発言で子どもの感性を否定するのは未来の否定につながる可能性があるとつづった。「今後は積極的に、文化の違いや多様性について学んでいきたい」と話している。 一ツ橋文芸教育振興会の主催、福島民報社などの後援で44回目。県内7校から543点の応募があった。県選考会は16日に福島市の民報ビルで開かれ、大和田修県高校PTA連合会事務局長、梶川光生県教育庁高校教育課指導主事、円谷真路福島民報社事業局長が審査した。
優秀賞、奨励賞の受賞者は次の通り。 ▽優秀賞=渡辺心春(橘)小島花音、鈴木佑奈(安積黎明)星瑚都美(聖光学院)▽奨励賞=萩原琉月(相馬)江川桜空(安積黎明)岩田優里愛(喜多方)