旅するチョウ飛来地PR 地元ファンクラブが宝達山に看板
能登最高峰・宝達山(637メートル、宝達志水町)の愛好団体「宝達山ファンクラブ」は27日、山頂近くの町道脇に、日本列島を縦断するチョウ「アサギマダラ」の看板を立てた。飛来地として知られる山の魅力を登山客にアピールする。 休憩施設「山の龍宮城」から山頂までの中間地点に設置した。アサギマダラが北海道から沖縄へ2千キロ以上移動することや、あまり羽ばたかずにグライダーのように飛ぶことを写真入りで紹介する。 宝達山には例年9月中頃から飛来が増え、ファンクラブは地元小学生らとマーキング活動を行っている。アサギマダラが好む植物フジバカマも育てるなど、環境の整備と維持に努めている。橘英子代表は「チョウに関心を持ってもらい、山のファンが増えればうれしい」と話した。