ユニクロ春名品「白のボウタイブラウス」は着回し力が抜群!旬の着こなし、どう着る?
半期に一度の恒例企画、“ユニクロ愛好家”エディター伊藤真知さんの連載がこの春もスタート! ユニクロの中でもとりわけ人気の高いベーシックアイテムを中心に、ミモレ世代にふさわしい華やかさや品のよさを備えた大人流のコーディネート術を8回にわたってご紹介。身長155cmという小柄な真知さんならではのバランスアップテクも必見です。 【伊藤さん着用画像】こんなに使えて2990円!ボウタイブラウスの着回しコーデ実例
Recommend Item #2 重ね着できる春先こそ、白が活躍!「レーヨンボウタイブラウス」
このところ街を歩くたびに、電車に乗るたびに、必ずといっていいほど見かけるボウタイブラウス。先日買い物に行ったときも、店頭でトルソーが着ていたのをよく目にしたし、オンラインストアをのぞけばランキングの上位をキープしていたりと、どうやら今年もまだまだ“間違いない”様子。例にもれずユニクロでも、白、ライトグレー、黒、ブルーの4色を展開するほどの人気ぶりです。 とろんとなめらかな着心地、なのに洗濯してもシワになりにくかったりと、素材のすごさは言うまでもないのですが、ユニクロの「レーヨンボウタイブラウス」が使いやすい理由は、この細身のリボンにもあります。 一枚でも着映えるように年々リボンは大きく、巨大化したデザインも多いですが、やはり首の詰まったクルーネックのカーディガンやジャケットとは重ねづらく、レイヤードには不向きだったりも。キャラにもない過剰な甘さで「今日どうしたの?」なんて突っ込まれるのも気恥ずかしいし……、私はこれくらい細身でさりげないリボンのほうが安心して使えます。色は定番ですが、春らしいきれい色とも合わせやすく、着回しがきくという意味でも「白」一択! 朝晩はまだ肌寒く、重ね着が欠かせないこの時季だからこそ、透けやインナーを気にすることなく、白ブラウスに挑戦しやすいというよさもあります。
リボンつきでとろみ素材で、清らかな白。どう転んでも品よく仕上がるブラウスは、あえてちょっとカジュアルな着こなしに取り入れるほうが新鮮味があって、洒落感も出るのでおすすめです。手軽なのはデニム合わせですが、たとえば前のページのようにデニムパンツではなくあえてGジャンをはおったり、もう少し暖かくなったらこんなニットベストと重ねてみるのも今年らしくて素敵! そしてボウタイはきっちりリボン結びにせず、片結びにしたり、そのまま流すように垂らしてみてください。結び方でもリラクシーな雰囲気を添えることで、白のブラウス×グレーのパンツというよくあるきれいめコーデも、どこかこなれた印象に仕上がるはずです。ちなみにこのブラウス、実は袖口のボタンが2段階で調節できるのもポイント。そのまま長袖を下ろして着たいとき、少したくし上げたいときなどアレンジしやすいのも、コーディネートの幅を広げてくれそうです。 重ね着前提のこの時季だからこそ、臆せず白のブラウスを……! とご提案しましたが、ゆくゆくは一枚でも楽しみたいもの。そこで活躍するのが、この2枚のキャミソール。ほんのりくすんだピンク&ライトグレーはどちらも透けにくいのに、肌着感のないおしゃれ色。胸元もゆるやかなラウンド型なので、エレガントなリボンの下でVネックの鋭角やベアトップの横線がピシッときわ立つようなチグハグさもなく、上品に決まります。 仕事帰りのサ活やジム、行楽シーズンにちょっと日帰り温泉へ……。そんなとき、こんな“脱いでも可愛い”キャミを忍ばせておけば、もう隅っこでコソコソ着替えることもなさそうです(笑)。カップつき&涼やかな「エアリズム」の快適さもうれしすぎる名インナー、今年はぜひ白ブラウスと一緒に一枚そろえておくことをおすすめします! 出演・構成・文/伊藤真知 撮影/目黒智子 スタイリング/平賀緋奈子 ヘア&メイク/加藤志穂(PEACE MONKEY)
伊藤 真知