キャスターの辛坊治郎が3月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、安倍派（清和政策研究会）会長代理を務めた下村博文氏が18日、衆院政治倫理審査会に出席したことを巡り、「期待した爆弾発言はなかった」と苦笑した。

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院の政治倫理審査会で質問を聞く下村博文氏＝2024年3月18日午後　写真提供：共同通信社

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、18日午後3時過ぎからの衆院政治倫理審査会に安倍派（清和政策研究会）の会長代理を務めた下村博文元文部科学相が出席した。森喜朗元首相との確執を抱え、常任幹事会のメンバーから外された経緯があるだけに、その発言に注目が集まった。 辛坊）衆院政治倫理審査会での下村博文元文部科学相の冒頭発言は、この番組が始まる直前のテレビ中継で視聴していました。視聴していたのは数分間ですが、その数分間の発言だけで、私の中では結論が出ました。下村氏は何もしゃべる気がないのだと。 この番組のオンエア中、私の手元に下村氏の発言内容が資料として届いてきましたが、結論からいいますと、特に新しいことはありませんでした。今日の衆院政倫審は何だったのでしょう。安倍派が2022年にいったんはやめた資金還流を後に復活させた経緯などについて、下村氏が何か言及するのではないかと思っていましたが、具体的な発言は何もありませんでした。これで終わりになってしまうのですかね。 自民党の党大会が前日の17日に開かれました。下村氏さんを対象とした政倫審については、自民党としては党大会の前、つまり先週のうちに開催したいところでした。それで自民党に幕引きされてしまうのが嫌な野党がわざわざ18日にもってきたわけですが、私なんかが期待した爆弾発言はなく終わった感があります。 今日から明日にかけて下村氏の発言内容をもう少し精査できると思いますので、何か発見しましたら、この番組でお伝えします。