マミーマート人気、圧倒的な低価格 品質も客に支持され、売り上げが大きく伸びる 過去最高の増収増益を記録 新業態「生鮮市場TOP!」「マミープラス」も奏功
食品スーパーのマミーマート(埼玉県さいたま市北区)が22日までに発表した2024年9月期の通期連結決算は、純利益が前年比9・7%増の47億3300万円だった。売上高に当たる営業収益は10・8%増の1607億4100万円、営業利益は9・0%増の64億3400万円と過去最高の増収増益を記録した。 マミーマート、惣菜界で頭角 なんと年間350商品を生み出す“力”圧巻 金賞&優秀賞に選ばれた注目商品は
スーパーマーケット事業は、主力の「マミーマート」の一部店舗で新業態「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」への転換を推進。圧倒的な低価格化と品質追求が顧客からの支持を集め、売り上げが大きく伸びた。セルフレジの導入や三郷物流センターの本格稼働で配送業務などの生産性が向上したことも寄与した。 今後は中期経営計画の2年目に差し掛かることから、収益力拡大に向けた“先行投資フェーズ”の継続期として「圧倒的地域ナンバーワン店舗の構築」「出店・改装のスピードアップとエリア拡大」「人材育成」の3点を重点方針に掲げた。会見した岩崎裕文社長は「地域のプレゼンス(存在感)を上げていきたい」と話し、今期も出店7店舗、業態転換7店舗の積極投資に意欲を示した。25年10月のホールディングス化も目指す。 25年9月期の純利益予想は前期比0・3%増の47億5千万円とした。