カープが“獲得”も…?広島のドラフト指名候補(5)ドラ1公言で“可能性ゼロ”か
「2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月24日に行われる。ドラフト会議は、チーム編成を強固にする上で重要な役割を果たし、その戦略は来期以降の戦力に大きな影響を与えることとなる。そこで今回は、広島東洋カープが獲得を狙いたい今秋のドラフト候補選手を紹介する。
西川史礁(青山学院大)
ポジション:外野手 投打:右投右打 生年月日:2003年3月25日 経歴:龍谷大平安高 ‐ 青山学院大 大学生で日本代表のトップチームに帯同し、結果を出したのが西川史礁である。 龍谷大平安高では、2年春の甲子園で遊撃手として出場したものの、下位打線を打っており、注目度の高いプレーヤーではなかった。 青山学院大に入学後も、2年秋までは本塁打ゼロ。しかし、3年時に大きく飛躍を遂げる。 3年春のリーグ戦では打率.364(44打数16安打)、3本塁打と猛打を炸裂。MVPやベストナインを獲得するだけでなく、大学日本代表にも選ばれた。 また、今年3月の欧州代表との強化試合で、侍ジャパンのトップチームデビュー。初打席の初球をとらえてタイムリーを放つなど、2試合の出場で打率.429(7打数3安打)と活躍し、一気にその名を全国に轟かせた。 今春のリーグ戦でも打率.318(44打数14安打)、1本塁打、7打点をマークし、MVPとベストナインを受賞。思い切りの良さと、長打力も兼ね備えた好打者だ。 今秋は死球を受けた影響で離脱するアクシデントに見舞われているが、プロスカウトからの評価は揺るぎないだろう。 長打力不足に苦しんだ広島東洋カープにとって魅力的な存在となるが、チームは宗山塁(明治大)のドラフト1位指名を公言。西川もドラフト1位で競合する可能性が極めて高いだけに、獲得できる可能性は低そうだ。
ベースボールチャンネル編集部