JBA三屋会長「東野の任期は来年の6月まで」現技術委員長を中心に日本代表HC選定へ
9月11日、日本バスケットボール協会(JBA)は、パリ2024オリンピックに出場した男女日本代表を振り返るメディアブリーフィングを実施。出席した三屋裕子会長と東野智弥技術委員長が、今後の代表ヘッドコーチ(HC)人事などについてコメントした。 日本代表は男女共にパリ五輪グループフェーズで3連敗を喫し敗退。女子日本代表を率いていた恩塚亨HCは任期満了で退任となり、男子日本代表のトム・ホーバスHCは“続投”の可能性も含めて交渉中であることが明らかになった。 三屋会長はファンや関係者への謝辞とあわせて、「この3年間のプロセスを通して、あそこまでバスケットボールに打ち込んできた選手たちに心から敬意を表したいと思います」と、世界最高峰の舞台で果敢に挑んだ選手たちを称賛しつつ、「男女ともに大きな大きな忘れ物をしました。今回の悔しさは次のロス五輪で晴らすしかないと思っています」ともコメント。 日本代表の再始動へ向けて、「我々も次の体制をなるべく早めに決めていきたい。男子は11月にアジアカップ予選がありますので、そこへ向けてどのように臨むのが良いのか、今回なぜ目標に到達することができなかったのか、東野技術委員長を中心にそれらを明確にして、しっかりとした組織、チーム運営をしていきたいと思います」と話した。 また、代表指揮官の人事と同時に、日本代表チームの強化などを統括している東野技術委員長の“進退”について質問が飛ぶと、「東野の任期は来年の6月までありますので、それまではしっかりと任を果たしてもらいたい」と三屋会長。「それまでに決めていかなければいけないことが山ほどある」と、次期日本代表HCの選定も東野技術委員長が中心となって模索していくことを強調し、「(東野技術委員長の評価は)行います。常に評価をしないと次が決まっていかないので。各セクションの人事の評価は行っています。彼の任期は来年6月までなので、その手前で何らかの評価なりオファーなりはすることになります。ただ、それは今ではないです」と、代表統括ポストについても説明した。
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