現役僧侶がコント動画を無断転載 被害芸人は不満あらわ…弁護士芸人「損害賠償請求はできます」
僧侶芸人は「情けない」と手を合わせる
お笑いコンビ・ナチョス。が26日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。Xで197万人超のフォロワーを抱える現役僧侶アカウント・坊主にコント映像を「無断転載」されていることを訴えた。弁護士芸人・こたけ正義感と僧侶コンビ芸人の観音日和を招きこの問題を議論した。 【動画】「著作権侵害」「情けない」の声 現在も堂々と投稿されている無断転載 発端は今年10月のポストだ。坊主の「あ、この人野球やってたな?って思った選手権お願いします」という大喜利のお題にナチョスのコント動画「打ち方がカブレラみたいな彼女」が勝手に入賞していたという。他にも「球が伸びる彼女」などが転載されていたと語り、どれも元動画ではなく無断転載でバズっていたことを明かした。 この状況にメンバーのにしむらは「なんか許可とかいるじゃん」「これはどういうことなのか」と不満をあらわにした。 こたけ正義感はこの問題について坊主の行為は「無断転載」と断言。さらに「著作権侵害」と指摘し「10年以下の懲役、1000万円以下の罰金」と罪についても言及した。また「損害賠償請求もできます」といい「アカウントの発信者情報開示請求をして個人を特定しつつ、その方に対して民事上の損害賠償請求はできます」と法的な観点から問題について語った。 一方の現役僧侶コンビ芸人・観音日和の築山弘知は、坊主というアカウントについて「我々としては情けないと思っています」と手を合わせる。さらに「一方、我々にも煩悩はありますので一概に責められないなと。あとは宗派にもよると思います。煩悩を肯定している宗派もありますので」と説明し「浄土真宗ならば許してほしい」と語った。それでも坊主の行った無断転載に関しては「同じ宗派じゃないことを祈ります」と手を合わせた。
ENCOUNT編集部