海外メディアも前覇者ドイツのGL敗退に衝撃「W杯呪い」「史上最大の失敗」
欧州をカバーしているスカイスポーツは「ワールドカップの呪い。驚くべき流れをドイツが継続した。ドイツの敗退で欧州のワールドカップの前大会覇者が4チーム(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ)続けて第一関門(のグループリーグ)で連覇を逃すことになった」と、前王者苦戦のジンクスをドイツでさえ覆せなかったことに焦点を当てた。ドイツのグループリーグ敗退は、1938年から数えて同国初となり「ドイツはこのような失態には慣れていない」と続けた。 「ドイツはブラジル大会で4度目のワールドカップ制覇を果たしたが、ヨアヒム・レーヴ監督の選手たちは、4年後のロシアでは別のチームとなっていた。年齢、モチベーション、あるいは選手起用に問題があった。ドイツは初戦でメキシコによって驚かされ、スウェーデン相手に試合後半のトニ・クロースのフリーキックで希望を持ち直したが、ひどい試合ぶりで韓国から罰を受けて最下位に終わった」と伝えた。 記事はドイツのレーヴ監督の「ドイツのサッカー界は試合だけでなく、この数年で築いてきたすべてを失ってしまった。申し訳ない」というコメントで締めくくられている。 スペインのマルカ紙は「ドイツ・サッカー史上最大の失敗」との見出しでドイツの敗退を報じた。 ゲーリー・リネカーが残した「サッカーとはシンプルなゲームだ。22人の男が90分間、ボールを追うスポーツであり、最後には常にドイツが勝利する」という格言を引用して(ちなみにリネカー氏は、本日、この格言を書き直した)、「しかし、奇跡は、いつも起こるとは限らない。歴史は必ずしも劇的ではない。優勝回数4回、前回大会の王者という輝かしい歴史をもつスター軍団が、グループリーグを突破できずに終わった」と続けた。 「すべてが失望だった。レーヴ監督、ノイヤー、クロース、ミュラーらは栄光から地獄へ落ちた。彼らは、エクスタシーではなくドイツ史上最大の失敗という、これまで見せることのなかった姿をさらけだした。しかも、メキシコ、韓国に負けてグループ最下位だとは。ワールドカップは、まだ続くが、スターを手放すことになった」 ドイツは、何度も猛攻撃を仕掛けながらもゴールネットを揺らすことができず、逆にアディショナルタイムにまさかの2失点を食らった。 同紙は、その試合展開を「韓国陣に迫っての砲撃に報酬はなかった。そして、今回、スウェーデン対メキシコ戦の結果も救いにならなかった。もう涙の海だ。GKのノイヤーは、アディショナルタイムにゴールを探して0-2のスコアに出会ってしまった。歴史的な平手打ちを浴びた」と表現した。