「見取り図盆踊り」の様子。（写真提供：吉本興業）

見取り図が企画するイベント「見取り図盆踊り」が9月21日に大阪・靭公園センターコート特設会場で初開催された。東西から15組の人気芸人たちが集結し、約3500人の来場者をネタやコーナーで盛り上げた。最後は伝統河内音頭継承者・河内家菊水丸をスペシャルゲストに迎えた盆踊りで締めくくり。見取り図の2人は「やってみてわかりました！ 盆踊りとお笑いの相性は100％！」と手応えを語った。 【写真】盛山の実母を発見？ハイタッチしながら客席を回る見取り図。 すり鉢状になっている会場の中心に盆踊りの櫓が建てられ、正面には巨大提灯が灯るメインステージが。スタンド指定席からアリーナエリアへは行き来自由で、席でライブを観る、飲食を楽しむ、アリーナで踊る、それぞれの楽しみ方ができるのがこの「見取り図盆踊り」だ。 カウントダウンののち見取り図が登場すると、会場は大歓声に包まれる。すべての芸人が呼び込まれたところで、さっそく見取り図オリジナルの「もりちゃん音頭」を全員で歌い踊り、会場に一体感が生まれた。ネタコーナーのほか、さや香・石井を中心とする「連続チャレンジで石井ダンス」、観客参加型の「見取り図2択クイズ」なども展開。赤と青のチームに分かれてどちらがより多く観客とハイタッチできるか競う「ハイタッチトゥーン」では、広い会場を激走する見取り図リリーが盛山の実母を見つける一幕もあった。 いよいよメイン企画となる盆踊りがスタートし、見取り図はやぐらに移動。河内家菊水丸が2人の経歴を歌詞にした河内音頭「見取り図物語」を披露する。芸人も集合し、趣向を凝らした河内音頭をバックにボケ放題。菊水丸によるコーラスのもと、盛山が「もりちゃん音頭」を歌唱しフィナーレへ。見取り図は「みなさんのおかげでこの熱狂がうまれました！」と感謝を叫び、“日本最遅”の盆踊りイベントに幕を下ろした。 終演後の囲み取材では、リリーは「いいお客さんたちに愛してもらっている」と噛みしめ、「僕たちが楽しんでいることを一緒に楽しんでくれるのがすごくうれしい。感動しましたね」と笑顔。盛山も「この時期に浴衣を着るのは億劫だったと思うんですけど。振付を覚えて、浴衣で一緒に踊ってくれてうれしかった。夏の恒例行事にしたいです。できれば本当のお盆にやりたいです！」と語った。