ショット力は大差ないのにスコアは雲泥の差… 上級者のスコアメークを支える「集中するタイミング」とは?
上級者はグリーンに近づくにつれて集中力が高まる
上級者の人たちは、ティーショットは割とアバウトで、「フェアウェイに飛ばなくてもセカンドショットでグリーンが狙えるところにあればいいや」という感じです。 グリーンを狙うショットは集中力のレベルを一段階上げますが、「絶対にグリーンに乗せる」というよりも「絶対に入れてはいけない池やバンカーを避ける」ことを優先している気がします。 そして上級者が集中力のレベルをもう一段階上げるのがグリーン周りのアプローチとパッティングです。アプローチは上り真っすぐ1~2メートルのエリアにどうやって運ぶか徹底的にイメージを作り、そこからのパーパットを頭から湯気が出そうなほどの集中力でカップにねじ込みます。 筆者もパーパットは気合いを入れて打ちますが、頭のどこかで「入ればうれしいけど、入れたい気持ちが強すぎてパンチが入ると返しのパットも外してダブルボギーになるケースもあるから、OKをもらえる範囲に打とう」という意識が働いています。「何が何でもパーをもぎ取ってやる」という気迫が圧倒的に足りていません。 結局のところ、その意識の差が1ホールで1打ずつの差となり、それが18ホール積み重なって前半40、後半40、トータル80と前半49、後半49、トータル98の18打差になっているのではないかということに気づきました。 今年は引き続き100切りを目標にプレーしますが、100切り達成率5割以上と平均スコア90台キープを達成できたら、2025年はアプローチとパッティングの集中力を高めることにチャレンジしてみたいと考えています。
保井友秀