【ベトナム】サンシャイン、フエのゴルフ場開発社買収へ
ベトナムの不動産開発会社サンシャイン・グループは、子会社を通じて中部トゥアティエンフエ省のリゾート開発会社トゥアン・フー・ラン・コーの株式39.52%を取得する。同社は同省フエ市で総事業費5兆2,300億ドン(約309億円)のゴルフ場併設リゾートの開発を進めているが、開発は立ち往生している。ベトナム外資系企業協会(VAFIE)の電子メディア「インベスター」が7日に伝えた。 サンシャイン・グループの取締役会が、子会社のダイナミック・イノベーションによるトゥアン・フー・ラン・コー社株式1億100万株(持ち分比率にして39.52%)の取得を承認した。 トゥアン・フー・ラン・コーは2010年に認可された「ラン・コー・リゾート」とゴルフ場複合施設の開発会社。プロジェクトの敷地面積は292ヘクタールに及ぶが、このうち34ヘクタールしか取得が完了しておらず、着工できていない。トゥアティエンフエ省人民委員会によると、年内に立ち退き補償の問題を解決し、整地を完了させることを目指している。 サンシャインは、同リゾートの株式取得は「潜在力のあるプロジェクトの合併・買収(M&A)に重点を置くグループの戦略に沿ったものだ」と説明している。