市和歌山 選手紹介/20止 越野隼人選手/雪定航大選手 /和歌山
<第91回選抜高校野球 センバツ高校野球 躍動の季節(とき)> ◇部を離れても応援 越野隼人(はやと)選手(1年) 野球好きの父克也さん(45)に勧められて、小学4年の時に少年野球クラブに加入した。中堅方向に打ち返すのが得意だ。ティー打撃では、内角と外角それぞれのコースを意識しながらボールと体の距離を変え、どのコースにきてもミートできるよう工夫している。 事情があり、部を離れざるを得なくなったが、時間があれば元メンバーとして野球部を支えようと考えている。「離れた後も、午前中に雨が降った日にある昼休みのグラウンド整備などできる範囲で手伝えれば」と話す。 「チームメートとは自分たちが最上級生になった年も甲子園に行こうと話していた。自分の分も頑張って甲子園を目指してほしい」と応援している。 ◇スイングには自信 雪定(ゆきさだ)航大選手(1年) 入部後、一番つらかったのは昨年12月にあった1週間の追い込み練習。短距離リレーや重りを背負っての階段ダッシュなどにくじけそうになったが、山田叶夢(とむ)選手(2年)らに励まされ、何とか乗り越えた。重い木のバットの素振りで身についたスイングスピードには自信がある。 市和歌山OBの父徹さん(45)に勧められ、小学2年から少年野球チームで野球を始めた。中学の野球チームの引退を機に、野球をやめようと思った時もあったが「もう一度野球の試合で勝ちたい」と徹さんの母校を志望した。 「甲子園ではチームの勝利のために、こちらに流れを持ってこれるような応援をしたい」と意気込んでいる。=おわり