「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ」（１９日、国立競技場） 男子１００メートルで、世界選手権２大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム（東レ）が予選２組を１０秒０７（追い風１メートル）で１着、決勝は１０秒９７（向かい風０・１メートル）で８位となり、パリ五輪参加標準記録の１０秒００を突破できず、今大会での五輪内定はならなかった。柳田大輝（東洋大）が１０秒２１で優勝。坂井隆一郎（大阪ガス）は９位だった。 予選で“一発９秒台”を狙っていたサニブラウンは不発に終わり「全然ダメでしたね」と淡々と振り返った。予選ではスタートのやり直しや、横の動きなど外的要因に惑わされてしまった。決勝では１２～１３メートル付近で右ふくらはぎと左ハムストリングをつり、スピードを緩めた。五輪切符はお預けとなったが「五輪の決勝でそういう場面があった時に行けなきゃいけない」と、この経験を教訓にする。
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