【大学野球】関大のドラ1候補左腕・金丸夢斗が3安打完封 ヤクルトは小川GM、阪神は5人態勢で視察
◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第3節1回戦 関大1―0立命大(20日・ほっともっとフィールド神戸) 今秋ドラフト上位候補の最速154キロ左腕、関大・金丸夢斗(4年=神港橘)が、今リーグ戦2試合目の先発マウンドで、3安打10奪三振完封勝利をあげた。 5人態勢で視察した阪神など、8球団17人のNPBスカウト陣が見守る中、初回に149キロをマークし、3回からは4者連続三振。1点リードの9回に2死三塁のピンチを背負ったが、最後は見逃し三振で試合を締めた。 ヤクルトの小川GMは「スピードもコントロールも本当に申し分ない。右バッターのインサイド、左バッターの外のコントロールが非常にすばらしい」、巨人・岸スカウトも「まだまだ余力がある。球種的にも全部出し切っていない中で抑えるというところが、技術的にも体力的にも抜けている」と高く評価した。 打線は4回に4番・富山雄正左翼手(4年=大阪偕星)のライトスタンドへの先制弾が決勝点となり、チームは今季初白星を挙げた。 金丸は「開幕戦で勝ち点を落として、チームの雰囲気もあまり良くなかった中で、しっかりと0で抑えられて勝てたのは、これからチームが流れに乗っていけるきっかけになるかなと思う」と話した。
報知新聞社