ACLでは日本勢キラーの中国代表FWエウケソンがブラジルへ帰国、早期契約解除で成都蓉城を退団…中国スーパーリーグでは219試合132ゴールを記録
ブラジルから中国へと帰化し、中国代表としてもプレーしていたFWエウケソン(35)がブラジルへと帰国することとなった。 ブラジル出身のエウケソンは、ヴィトーリア、ボタフォゴでプレー。2013年に広州恒大(現:広州FC)に完全移籍で加入した。 当時は“爆買い”として注目を集めていた中国スーパーリーグに加入。大きな実績はなかったが、ユベントスなども獲得を狙っていたエリクソンは中国行きを決断。2016年には上海上港へ完全移籍すると、2019年に広州FCに復帰。一度グレミオへと移籍するが、2023年に再び中国へと戻り、成都蓉城に加入していた。 中国スーパーリーグでは219試合に出場し132ゴール54アシストを記録。また、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では日本勢の前にも何度も立ちはだかり、69試合で30ゴール12アシストを記録した。 さらに、2019年に中国国籍を取得すると、2019年9月に中国代表としてデビュー。19試合で4ゴールを記録し、日本代表とも1度だけ対戦したことがあった。 今シーズンはリーグ戦7試合で2ゴールに終わっており、8月以降はメンバー外が続いていた状況。成都蓉城は5日、友好的な交渉の結果、契約を早期解除することが決定したと発表していた。 中国スーパーリーグではレジェンド的な存在でもあるエウケソンは、自身の微博を更新し、別れのメッセージを綴った。 「皆さん、こんばんは。僕たち家族に対する熱意あるケアとサポートをしてくださった成都ファンの皆様に感謝します」 「去年僕たちが成都に来たとき、僕たちは皆、この街の美しさに満足し、驚いたのを覚えている。残念ながら、競技レベルでの物事は僕たちが計画したほどスムーズにはいかなかった。しかし、何があろうとも、僕はこの素晴らしいチームのユニフォームを着る機会を与え、最も美しいチームでプレーする機会を与えてくれたチームメートと成都蓉城クラブのみんなに、ここにいるみんなに両手を広げて感謝したいと思う。最高で最も情熱的なファンのために戦い、ホームでお祭りのようにあらゆる歓声を楽しんできた」 「僕はこれからも兄弟たちを応援し、みんなが今シーズンの目標を達成できることを願っている。同時にお願いがある。ネット上での僕の噂を信じないでいただきたいの。何かあれば僕を気にかけてくれているファンのみんなに直接SNSで知らせたいと思う」 「今日、僕は家族とともにブラジルへ出発する。僕と家族を代表して改めてみんなに挨拶したいと思う」
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